免疫療法の胃がんへの効果について

免疫療法は胃がんにも効果が見込める?

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免疫療法は、胃がんに対しても効果が認められた症例が数多く存在しています。

胃がんの特徴は?


まず知っておきたい点として、胃がんは内側の粘膜にできるため、切除しやすいと言われていることです。がん患者の、がんができた部位を比較したデータでは、胃がんは肺がんと並んで罹患率が高いのですが、その一方で完治しやすいとも言われています。

どんな時に免疫療法を使うのか?


胃がんは切除しやすく、完治しやすいがんです。そのため、胃がんになったなら免疫療法で治療するよりも、さっさと切除してしまうことを選択する患者さんが多いでしょう。

しかし、万が一胃がんが末期で、他の臓器への転移などが認められる場合、胃がんの切除と一緒に免疫療法を併用することを選ぶ患者さんもいます。

免疫療法の利点は、がんができている部位が特定できなくても、体内のがん細胞を攻撃できることです。これは放射線治療や手術ではなしえないことですね。

スキルス性胃がんが完治した例


胃がんの中でもやっかいなのがスキルス性胃がんです。これは、がんの組織が胃の粘膜に染みわたるように広がってしまうがんで、手術による除去が困難なのです。

スキルス性の胃がんで手術が不可能だと診断された40代の男性を例として取り上げましょう。この男性は病院に受診した際、腹水がたまっている、かなり悪い状態でした。

まもなく抗がん剤治療が始まり、1ヶ月と経たないうちに免疫療法の一種であるフュージョン細胞治療を開始しました。もう一つの免疫療法IL-12も組み合わせ、2ヶ月かけて1クール行い、検査した結果、腹水が消えていました。

さらに翌月から同じ免疫療法を1クール行い、さらに検査したところ、がん細胞は見つからず、中度の胃炎と診断されただけでした。こうして、がんが発見されてから8か月後には抗がん剤の使用も中止することができました。

・・・一例を挙げましたが、胃がんの場合にも免疫療法が効果的なことがある、ということです。

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