免疫療法と抗がん剤治療の併用について

免疫療法は抗がん剤治療と併用できる?

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免疫療法は抗がん剤治療と併用することができます。しかし、抗がん剤の影響によって免疫療法の効果が低減してしまうとも言われています。

免疫療法と抗がん剤は相反している?


免疫療法と抗がん剤は、メカニズムが互いに相反していると言われています。どういうことなのかというと、免疫療法がTリンパ球などの免疫細胞を強化する治療法であるのに対して、抗がん剤はがん細胞を叩きのめすのに伴って免疫細胞まで破壊してしまう治療法だからです。よって、免疫療法をしつつ抗がん剤治療を行うと、免疫療法の効果は落ちてしまうというのは容易に想像できることです。

免疫療法と抗がん剤を併用しても意味がない?


免疫療法と抗がん剤治療は、確かにそれぞれのメカニズムに相反するものがありますが、併用しても意味がないというわけではありません。逆に、上手に併用することで治療効果を上げたり、治療費用を抑えたりすることにもつながるのです。

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免疫療法と抗がん剤治療の併用はタイミングが鍵!


免疫療法と抗がん剤治療を併用するなら、タイミングを計算すると効果がアップします。そのタイミングを計算するに当たり、免疫療法と抗がん剤治療それぞれの長所について知っている必要があります。免疫療法は免疫細胞を強化し、がん細胞を一つ一つ攻撃するというもの。ですから、小さながんをやっつけるのに適しています。

比較的大きながんは、免疫療法だけでは抵抗しきれないこともあります。免疫細胞による地道な抵抗では、がんの成長の勢いの方が勝ってしまい、追いつかないのです。そんな時には、成長するがん細胞を破壊してくれる抗がん剤の力を借りるのが賢い選択かもしれません。

ですから多くの場合、大き目のがんが見つかったなら最初は抗がん剤を使ってがん細胞を攻撃し、がんがある程度小さくなったなら免疫療法に切り替える、というのが賢明なタイミングに思えます。

免疫療法の準備は抗がん剤治療の前に!


免疫療法と抗がん剤治療を併用する場合、上記で考えたように、多くの場合はまず抗がん剤を使い、その後免疫療法を取り入れる、というのが効果的であると考えられます。しかし、免疫療法の準備は抗がん剤を始める前にしておくのが賢明だと言えます。

どういうことかというと、免疫療法をするに当たり、患者の血液を採取して、血液中のリンパ球を取り出し、それを培養させる必要があります。

免疫治療において肝要な役割を果たす「リンパ球」は、抗がん剤を投与し始めるとその影響で数が減少してしまうのです。良質なリンパ球を十分な量取り出して培養するために、抗がん剤の治療を始める前に血液を採取しておいた方が良いでしょう。

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